日常

日常をゆっくりと見ることができる。

鳥の声が響く。
朝は、ゴミを出す人。
バス停に向かう人。
子どもたちを送り出す人。
幼稚園バス。

昼間に、ごみ収集車がくる。
3時半ごろに子どもたちを乗せたバスが戻ってくる。
お母さんが迎えに来てる。

5時半ごろに迎えにくる人もいる。
お父さんとお母さんが2人とも迎えにくるところもある。
この夕方は、お母さんたちの姿をたくさん見る。

図書館にいくと、母と一緒に本を借りに来ている子がいる。
図書館のなかで宿題をする子もいる。
静かに本を読みふける子もいる。
広場ではサッカー少年がいる。
階段では二年生ぐらいの男の子の集団や、五年生ぐらいの女の子の集団もある。

散歩する母と子。
散歩する老夫婦。
散歩する夫人と犬。

鳥の声。

朝昼晩の食事をどうしようかと考える。
洗濯、食事、洗い物。

 

家庭の日常はこんな風に過ぎていくのだと知る。
子どもにとって、母が家にいる家庭っていいなと思う。

5時半に保育園に子どもを迎えにいく人に、たまには残って仕事をしてほしいと思ったことがある。
すこしでもそう思った自分を情けなく思う。
自分もそうなりたいなと思う。
すこしでも長く子どものそばにいてやれる母でありたいと思う。