大好きな子がお空に旅立ちました。

 

大好きだった。

 

一緒にキャッチボールをたくさんしました。

一歳に漢字の練習をしました。

一緒にカタカナの練習もしました。

一緒に九九を何度も何度も唱えました。

一緒に歌を歌いました。

一緒に踊りました。

一緒に散歩に行きました。

一緒に電車に乗りました。

一緒に水にじゃぶじゃぶ入りました。

一緒にだるまおとしをしました。

一緒にたくさん笑いました。

 

彼女はよく変顔をしました。

彼女は工作が好きでした。

彼女はときどき怒りました。

彼女はいつも前向きでした。

彼女とてもおしゃべりでした。

彼女はいつも明るいこでした。

彼女は給食が好きでした。

彼女はとても頑張り屋さんでした。

彼女はほとんど弱音をはきませんでした。

 

ご機嫌が悪くなったとき

私が怒っているの?と聞くと

黙って

こちらを向いて

笑顔になおして

ピースをしてみせてくれました。

 

イライラしたときは

私は自分に怒っているの

先生に怒っているんじゃないの

と言っていました。

 

私が手伝おうとすると

自分で!

と言いました。

もうすぐ3年生になるんだから

がんばらなくっちゃ!

と言いました。

 

手術室に向かうとき

がんばってねというと

私、がんばる!

とガッツポーズをしました。

 

彼女は

私学校に来られて幸せ

二年生になれて嬉しいと言いました。

 

彼女は

給食食べれて幸せ

みんなと一緒に食べると美味しいと言いました。

 

先生も

教頭先生も

校長先生も

みんな大好き

と言いました。

 

 

昨日会いに行くと

お化粧をして

ピンクの服をきていました。

とてもかわいかったです。

 

私の大好きな子。

 

9才まで生きてきたのはすごいです。

 

今まで彼女を何度も抱き上げてきました。

今は抱きしめたいです。

 

でも、もうできない。

だから今日は心を込めて

棺に花をたむけようと思います。

 

出会わせてもらって

本当に

ありがとうございます。

 

 

私は忘れない。

彼女がいつも幸せだと言っていたことを。

当たり前のようなことを喜んで生きること。

自分の機嫌は自分でとって、人には笑顔を向けること。

大好きと言うこと。

困難に直面しても弱音を吐かないこと。

明るくまわりのみんなを楽しませること。

幸せをたくさん見つけること。

 

 

おつかれさま。

ありがとう。